大晦日に食べる物と言えば、やっぱり年越しそばですね。
ある日子供から「どうして年越しそばを食べるようになったの?」と聞かれた私、、、
残念ながら答えられませんでした。
年越しそばの由来など全く知らなかったからです。
そこで、昔からの風習は子供にきちんと教えてあげたいので、年越しそばの由来や意味について調べてみました。
子供にも簡単に説明できるようにまとめてみたので、読者様もぜひ参考になさってください。
年越しそばはいつからどんな意味で食べるようになったの?
じつは、いつから年越しそばが食べられるようになったのかというのは、はっきりとは分かっていません。
色んな諸説があるのですが、一番有力とされているのは江戸時代だと言われています。
蕎麦というのは、当時多くの庶民が食べていたものでした。
他の食べ物に比べて安く食べられることから、一躍ブームとなっていたようです。
そばの栽培は、縄文時代のころからされていたと言われているのですが、麺状の蕎麦として誕生したのは江戸時代だったのです。
さらに、飲食店なども一気に出来た江戸時代には、地方からお勤めで来ていた男性を中心に蕎麦が親しまれていたと言われています。
ちなみに、この頃から天ぷらや寿司も人気が出てきました。
江戸時代のころは、そば、天ぷら、寿司の3つの食べ物がとにかく人気があったそうです。
おそらくこの時代から年越しそばを食べるという風習ができたのではないかと言われているのです。
年越しそばにはいろんな意味があるって知っていた?
じつは、年越しそばの意味には色んな理由があります。
1「長寿や延命」
蕎麦の麺が細く長いことから、長寿や延命という意味を込めて食べていたと言われています。
2「1年間の苦労、災難を切って新しい年を迎える」
そばは、うどんやラーメンに比べるととても麺が切れやすいことから、こういった意味が込められています。
ちなみにそば粉がたくさん使用されているほど麺は切れやすくなっていますので、子どもから「この蕎麦は麺が切れにくい」と言われないように、年越しそばは十割そばなどを選んで食べると説明がしやすくなります。
3「金運アップ」
昔、貴金属を集めて商売をしていた金細工師と呼ばれていた人たちがいました。
金を集める際に、そば粉を利用していたそうで、そばを食べる事で金運アップにつながると信じられていました。
他にも、無病息災、運気アップ、1年間の悪い気を落とすなど色々な意味があります。
昔から、そばというのは縁起物として崇められていたということなのでしょう。
年越しそばについての色んな雑学を知ろう!
年越しそばは、大晦日に食べましょう。
大晦日にこの1年間の振り返りや感謝を祈り、そして来年も無事家族みんなが過ごせますようにと祈り食べるものだからです。
元旦に食べてしまうと逆に運気が下がると言われています。
昨年の悪い気を上手く断ち切っていないまま年を越してしまっているからでしょう。
なので、大晦日の日に食べるのであればいつでも良いということです。
結論から言うと、どちらでも大丈夫です。
そばは、雨風にも強く、暑さにも強い食べ物です。
来年も元気に過ごすことが出来る運気の高い食べ物とされていますので、冷たい蕎麦を食べたからと言って運気が低下するというようなことはありません。
そばだけでも縁起がよい食べ物ではありますが、トッピングすることで更に運気アップすると言われています。
それぞれに意味があるので、簡単にご紹介しますね。
ねぎは、労う(ねぎら)うという言葉とかけている食べ物として昔から親しまれています。
油揚げは、きつねです。きつねと言えばお稲荷さんですので、商売繁盛を意味しています。
海老は、背中が曲がっている様をおじいちゃんおばあちゃんに似ているという事から長寿のシンボルとして親しまれています。
卵は、生卵を入れると金運アップにつながると言われています。
ニシンは、子宝祈願として有名で、北海道や京都では定番のトッピングです。
カモ肉は、ネギと一緒にトッピングすることで良い事が重なるとされています。
鴨が葱を背負ってくるということわざから来ています。
そばは、英語でそのままsoba又はsobanoodlesです。
年越しそばは、「toshikosisoba」「Year crossing soba」「buckwheat new years eve」など様々な表現があります。
大晦日に年越しそばという蕎麦を食べるのだと表現の一例としては「We eat sobanoodles called “toshikoshi soba” on New Year’s Eve.」です。
年越しそば由来・意味まとめ
年越しそばの歴史や意外と知らない年越しそばの色んなことがお分かりいただけたことと思います。
子どもから年越しそばについて不意に質問された時でも、この記事を読めばきっとうまく説明ができるようになることでしょう。
今年も残りわずかとなりました。
今までの1年に感謝し、これからまた始まる1年を何事もなく過ごせるよう大晦日にはそばを食べて、来年も良い年をすごせるようにしましょう。