七草粥の栄養は健康につながる?子供にこそ食べさせたいスーパーフード!

生活に関する情報

 

日本には古来より、1月7日に七草を入れた七草粥を食べる習慣があります。

でも、子供はなかなか食べてくれないんですよね。

七草粥は味気なく、草と一緒に炊いた粥ですが、調べてみると栄養が豊富でスーパーフードなんです!

だから今年のお正月こそは子供に食べさせたいですよね!

お母さんが七草粥の意味や効能をわかりやすく伝えてあげれば、子供も健康に対する意識が高まるかもしれません。

今回は、七草粥の栄養と健康について調べたことをご紹介しますので、ぜひお子様に伝えてあげてください。

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七草と七草粥のルーツ

この七草をお粥にするというのは、中国から伝わったようです。

中国では1月7日は人の日といい、一年が始まって最初に来る節目の日ということで、7日にちなんで7種類の野草を入れたお吸い物を食べるという習慣があったそうです。

これが奈良時代に伝わった、という説が有力なようですね。

初期のころは七草ではなく、七つの穀物をお粥にしていたそうですが、これが穀物から今のような七草になり、七つの草を入れたお粥になったというのが七草粥の原型ということです。

面白いのが栄養学的に見ると、この七草の栄養バランスが見事にとれているとのだそうです。

1000年以上も七草粥を食べるという習慣が残っているのは、やはり「七草の栄養が健康につながる」ことが長い歴史の中で立証されているからなんですね!!

では、七つの草と共に栄養がどのように含まれているのか見ていきましょう。

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七草粥の栄養をひとつずつ解説!

七草というと、今ではスーパーで「七草粥のセット」として売られていますね。

白だしやめんつゆで少し味付けすれば食べやすくなりますし、卵を加えてもいいかも!

それでは、これらの栄養を見ていきましょう。

芹(せり)……水辺の山菜で香りがよく、食欲が増進、冷え予防、胃・肝機能の正常化、血液中の老廃物やコレステロールを排出等の効能があります。

保温効果、抗酸化作用があり、冬の風邪予防には効果のある野草というのは有名です。

薺(なずな)……別称はペンペン草。肝臓病・解熱・下痢・便秘・高血圧・生理不順・腹痛・利尿などの効能があります。

風邪予防の効果もありますが、ビタミンKがカルシウムと結びつき、骨を強くする効能があります。

つまり、骨粗しょう症の予防が期待できるということです。

御形(ごぎょう)……別称は母子草で、草餅の元祖です。風邪予防や解熱、咳止め、内臓の回復に効果的です。

咳や痰を楽にする、のどに良い薬草と言われています。

繁縷(はこべら)……目によいビタミンAが豊富で、利尿作用、鎮痛作用、腹痛の回復にも効果があります。

利尿作用は、体の余分な水分を毒素と一緒に排出してくれるので、むくみの解消が期待できます。

仏の座(ほとけのざ)……別称はタビラコ。タンポポに似ていて、食物繊維が豊富で整腸作用、健胃作用、高血圧予防の効果があります。

菘(すずな)……蕪(かぶ)のことです。ビタミンが豊富で腹痛予防、風邪予防二項かがあります。

貧血予防やシミにも効用があるということで、シミに効果があるということは女性には朗報ですよね^^

蘿蔔(すずしろ)……大根(だいこん)のことです。血栓防止作用、解毒作用、消化不良の解消、風邪の予防にも効果的です。

辛み成分は食欲を増強し、殺菌作用も期待できる成分として知られています。

こうしてみると、7つの草を一緒に食べることで、いろんな栄養素が万遍なく取れるようになっています。

風邪に効果のある食材が多いようにも思いますので、受験生には最適ではないでしょうか。

栄養学という言葉がない1000年以上も前からこうして食べられていたのですから、先人の知恵には頭が下がりますね。

効果効能があるからこそ今の時代にも続けられている風習なので、積極的に食べたいお料理です。

七草の名前の簡単な覚え方を別記事でご紹介しています↓

子供に教えたい「七草粥」草の種類と順番の覚え方を分かりやすくご紹介!
今回は、子供にも教えたい、七草粥の七草のそれぞれの種類と草の名前、順番の覚え方をご紹介しています。今年もおいしく七草粥を食べて健康に過ごしましょう!
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まとめ

季節の節目で食べる七草粥は、ただの野草を粥と一緒に炊くだけの料理かと思いきや、栄養素が健康にもつながる食べ物だったのがよく分かりました。

味気ないお粥なので子供には人気のない食べ物ではありますが、お母さんが意味や効果を伝えることが出来れば、子供もちゃんと食べてくれると思います。

この記事をご覧のママも、ぜひ覚えたことを活用してくださいね。

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