冬の花といえば、クリスマスローズ!小さくて可愛らしい花で、園芸では人気の花の1つです。
せっかく買ったなら上手に育てたいですよね。
今回は、クリスマスローズを元気に育てるうえで大切な剪定というものについて紹介します。
クリスマスローズの特徴について
クリスマスローズは、冬(地域により差がありますが、1月から3月頃)に花を咲かせるキンポウゲ科の植物です。
冬に花を咲かせるというだけあり、寒さにとても強く、暑いのがとても苦手な花です。
名前に「ローズ」とついているように、花はバラのような美しさをしていて可愛らしく、比較的育てやすい花なので、初心者の方にも人気があります。
クリスマスローズの剪定ってどうすればいいの?
植物を育てるうえで重要な作業のひとつが剪定(せんてい)です。
剪定をする理由は、植物の余分な部分を切り、風通しや日当たりをよくして生育を促してあげるためです。
植物を育てる中で、基本と言える剪定なのですが、クリスマスローズの剪定はどのようにしたらよいのでしょうか。
それは、古葉取り又は古葉切りです。
古葉取り(古葉切り)
古葉取り(古葉切り)のタイミングは、年末から1月にかけて行います。
ベストなタイミングは、花を咲かせる前が良いとされています。
どんな葉っぱを取っていけばよいかと言うと、名前の通り古くなった葉っぱです。
新しい葉は柔らかいのですが、古い葉は硬くなっていますので、分かりやすいでしょう。
2月や3月に入っても、明らかに葉っぱが古いものは基本的に取っても構いませんが、株が小さいものはあまり取りすぎない方がいいです。
植物にとって、葉を抜かれる事はストレスがかかってしまうからです。
また、葉を切る時は、株元から少し3~5cmほど残して切りましょう。
ただ、クリスマスローズを育てているプロの中には、「株元すれすれで切っても良い」という考えを持っている人や、「そもそも何もしなくていい」と考える人もいますので、どのくらい残すというのに正解はないのかもしれません。
花摘み
もう一つ「花摘み」というのもあります。
花が咲いて散った後も花がらが残り、それを鑑賞することもできるのですが、思い切って切ってしまうという作業です。
咲き終わった後の物は、色が退色して下を向いていますので分かりやすいです。
これもまた、通気性をよくしてあげる他、他の花たちへしっかり栄養が行き届くようにするためです。
しかし、種を自分で採取したいと考えている人は、花がら摘みをせず、種が出来てから摘みましょう。
育てると一言で言っても、色んな考え方があります。
なので、まずは実際に育ててみて身体で覚えていくのが良いのかもしれません。
クリスマスローズを育てる楽しみ方とは?
クリスマスローズを育てるのに、楽しみをつくると更に育てがいがアップします。
いろんな楽しみ方があるので、一部紹介したいと思います。
1つ目は、「水鉢」です。
クリスマスローズは、シンプルな1色からなる花と、2色で出来る花があります。
好みの花の色を何種類か育て、花が咲いた時に花の部分だけ切って、水鉢に移してあげると、とても見栄えがきれいになります。
結婚式場の一角にでも飾ってありそうな美しさで、水鉢にするのを楽しみに育てられている人も多いです。
2つ目は「ハーバリウム」です。
ハーバリウムというのは、近年人気上昇中で、花屋や雑貨屋などでも目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
簡単に言うと、透明なボトルの中に花を入れて鑑賞して楽しむものです。
クリスマスローズをドライフラワーにした後に、その花を専用オイルと一緒にキレイに見えるように入れて保存します。
ハーバリウムは、贈り物としても人気がありますので、プレゼントとして作る人も多いので、クリスマスローズで作る人も増えています。
3つ目は「ドライフラワーでリース作り」です。
ただクリスマスローズと言っても現在では色んな種類があります。
気に入った花を摘んで、素敵なリースを作るのも楽しみ方のひとつと言えます。
まとめ
この記事では、主にクリスマスローズの剪定方法についてご紹介しました。
古葉切りや花摘みをきちんとすることで通気性を良くし、他の花に栄養がきちんと行き届くようになります。
剪定と聞くと、なんだか難しそうに感じますが、意外とシンプルな作業でコツを覚えると簡単に思えます。
園芸は、色んな楽しみ方がありますが、今回紹介した中で気になったものはありましたか。
個人的にはハーバリウムがおすすめですので、皆さんもトライしてみてください。