お子さんのいるご家庭では、子供のために何か飼育してみたいと思う時期が必ず来ます。
そんな時はザリガニをおススメします。
ザリガニはペットボトルで飼育が可能だし、お金もかかりません。
それに、ザリガニを専門に飼育するブリーダーでもペットボトルで飼育している人は多いそうです。
今回は、ザリガニをペットボトルでどう飼育するのかご紹介しましょう。
ザリガニ用の飼育ペットボトルの作り方
2ℓのペットボトルを用意し、上の部分を切り取りましょう。
画像のように切り取ったら、8分目程度(赤い線ぐらいまで)のカルキを抜いた水を入れましょう。
あとは、倒れないか心配なら、大きめの石を2個くらい入れておけばいいです。
別に入れなくても水の重さもあるので、中でザリガニが暴れても倒れることはほぼないでしょう。
ハイ!これだけです!
え~そんなんで長期飼育できるの?と思いますよね。
でもできるんです。
実際に甥っ子がそうやって3年飼育していたので、実体験です。
だから飼育できると断言いたします!
とても水槽と言えない飼育環境でもザリガニは立派に生きていきます。。
ザリガニをペットボトルで飼育できる理由
一般的にザリガニと言っているのはアメリカザリガニの事です。
真っ赤なザリガニですね。
アメリカザリガニは過酷な環境でも生きられる、生命力の強い生き物です。
なので、ペットボトルに水を入れただけの環境でも生きられるのです。
念のためもう一度、、、
水草やポンプも入れず、ただ水を入れただけの環境です。
水換えを定期的に管理し、置く場所も気を付けてあげたら大丈夫です。
アメリカザリガニは単体飼育が良い
アメリカザリガニはとても気性が荒く、2匹以上を同じ水槽に入れると、オスとメスでない限り、間違いなくケンカします。
そしてケンカで済めばまだいいほうで、共食いをしてしまいます。
基本的に1匹での単体飼育が良いので、水質の管理などしやすいペットボトルが合っているとも言えます。
ザリガニ飼育で注意すること
ザリガニは生命力が強い!と言うお話をしました。
しかし、いくら生命力が強いとはいえ、そこは責任を持って大切に飼育しなくてはいけません。
ザリガニを飼育するうえで注意することをまとめてみました。
水換えの仕方
まず水換えですが、だいたい10~15日で半分くらいの水を換えます。
全部換えてしまうと水質が一気に変わり、ザリガニにストレスを与えてしまいますから、半分くらいを入れ替えるだけでいいです。
塩素を抜く
水は水道水から2日くらい置いて、塩素を飛ばしましょう。
この時も別のペットボトルがあるといいです。
お子さんがいると、ペットボトルはたくさんゴミとして出てくるでしょうから、プチ再利用ですね。
直射日光は厳禁
ペットボトルですと、直射日光が直接体に当たりますから、これは避けるべきです。
暑さで弱ってしまうことは十分考えられるので、日陰に置くか室内飼いが良いでしょう。
ジロジロ見るのはやめよう
ペットボトルで飼育すると360度、どこからでもザリガニを見ることができます。
お子さんからすると、それはもう面白くて仕方ないわけですが、ジロジロ見るのはやめさせてください。
アメリカザリガニは警戒心が強く、人間の姿を見ただけでハサミを振り上げて威嚇してきます。
警戒しっぱなしになると、ザリガニもストレスが溜まりますので、遠くから見るだけにしましょう。
遠くから見ていても、ザリガニの動きと言うのはとても可愛らしいものがあり、見ていて面白いです。
ザリガニの愛好家がたくさんいて、その人たちもペットボトル飼育しているのも納得できます。
ザリガニは何を食べるの?
ここまで来たら、あとはエサの問題ですね。
基本的にザリガニは何でも食べます。
ミミズ、するめいか、魚の切り身、ご飯粒など雑食です。
でも、それらを与えると狭いペットボトルなので、すぐに水質が悪くなってしまいます。
ですから、ザリガニ用の粒状のエサがありますから、それを与えましょう。
ザリガニの寿命
ザリガニの寿命は、自然下では3年ほどと言われています。
ですが、それは自然環境の話です。
家の中で飼い、水温、水質も安定していて餌も定期的にある、となると、ペットボトル飼育とはいえ5年以上生きた例もあるようです。
お子さんが小学一年生のときに飼い始めたザリガニが、5年生になっても生きているとなると、家族の一員として見てもおかしくないほどです。
先ほども言いましたが、ザリガニの動きと言うのはとても可愛らしいものです。
ちょこちょこと動き回る様子は見ていても面白いですし、癒されます。
お子さんの教育として飼育するなら、犬や猫を飼育するのももちろん良いですが、安価で飼育できるザリガニも良いと思います。
ザリガニをペットボトルで飼育のまとめ
いかがでしたでしょうか?
ザリガニはその姿や飼いやすさ、動きなどから愛好家がとてもたくさんいます。
その方たちが、ザリガニを繁殖させる時によく使うのが、ペットボトル水槽なのです。
ザリガニは子供が一気に100匹近く生まれます。
もちろん全部が大きくなるのは難しいのですが、手で掴めるくらいになったとき、一匹一匹を水槽に入れようとするとそれだけでお金がかかってしまいます。
だから、ペットボトルを利用しているのだそうです。
大きくなったらきちんと水槽に移動するそうですが、1匹をきちんと飼うのであれば、ペットボトルでもずっと飼育は可能だと言われています。
水替え、餌やりをきちんとやれば長生きもします。
ザリガニなので、なつくことは難しいですが、愛着は湧いてきますね。
子供のための教育として、管理のしやすくお金もあまりかからないザリガニ飼育は選択肢としてはとてもいいと思います。
ぜひお試しください。