2020年06月19日放送のあしたも晴れ!人生レシピで脚のむくみの改善や予防、治療法について紹介されました。
紹介してくれたのは血管外科医の広川雅之先生です。
最近足がつらかったり痛いという症状があったら、病気が隠れているサインかもしれません。
ほっておいて良いのか悪いのか、見分け方などを詳しく解説してくださったので、まとめてみました。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
むくみの種類
むくみというのは、筋肉と皮膚の間にある皮下脂肪に水が溜まって起こります。
むくみにはいろいろな種類があります。
生理的なむくみ
- 立ちっぱなし
- 座りっぱなし
- 運動不足
- アルコール
- ダイエット
病気のむくみ
- 心臓病
- 腎臓病
- 甲状腺の病気
- リンパ浮腫
- 下肢静脈瘤
むくみ・下肢静脈瘤になりやすい人
- 女性
- 妊娠出産
- 加齢
- 遺伝
- 肥満
- 運動不足
- 長時間の立ちっぱなし座りっぱなし
むくみ・下肢静脈瘤のセルフチェックの仕方
むくみのチェック
脚のスネの骨を 親指でぎゅっと押す。
パッと離した時に凹んだ状態だとむくんでいる。
下肢静脈瘤のチェック
立った状態で脚の内側をまんべんなく見てみる。
後ろ側も合わせ鏡をを利用してチェックする。
血管が浮いたり触ってみてぷっくりしていたら要注意です。
足の表面にボコボコとこぶのように血管 が浮いていたら下肢静脈瘤の可能性が、、
50代以上の男女3人に2人が発症しているそうなので他人ごとではありませんよね。
しかしこのような症状があっても、正しい検査と対処をすれば大丈夫なんです!
検査と対処の仕方
お二人の症状を例にして見てみましょう。
症例①
事務職の 40代B子さん
ずっと座りっぱなしの仕事をしています。
夕方の3時過ぎになると足が痛いような痺れるような感じがし、長い間困っていたので広川先生に診察してもらいました。
エコー検査で血管に異常がないか調べます。
結果は血管に異常がなかったので、下肢静脈瘤ではないということでした。
血管が浮いて見えても、病気ではないということです。
この様な場合、時々脚を動かしたり、つま先の上下運動をしたり、冷えを予防す
るために冷えない服装をするなどの対処をしましょう。
症例②
70代の Cさん。
脚はかなりボコボコしていますが、痛みやむくみの自覚はありません。
エコー検査で逆流が発見されました。
どの血管で逆流が起こっているか調べます。
Cさんは中程度の症状で、かなり表面がボコボコしていましたが、そんなに心配することはないという診断でした。
下肢静脈瘤は良性の病気で急に悪化しないし命の危険はないそうです。
なので本人が痛みやむくみで困っていなければ急いで治療する必要はありません。
どんな時に治療が必要?
下肢静脈瘤には3種類ありますが、どんな時に治療が必要なのでしょうか。
伏在型静脈瘤
かなり全体的に足がボコボコしている。
本人が困っていなければ、特に何もしなくても大丈夫です。
湿疹
血が出そうなぐらい赤くかぶれている。
治療が必要です。
治療方法は、注射や手術です。
手術はレーザーや高周波を使い30分ほどで済み、歩いて帰宅できます。
医療保険が適用されます。
くもの巣状静脈瘤
血管がくもの巣のような模様になっている。
見た目はひどいものの、特に何もしなくても大丈夫です。
★少しでも気なったら専門医に診てもらいましょう。
ということで、湿疹が出ている方はすぐに治療が必要なようです。
足のむくみ予防改善の方法
セルフマッサージ
まずは太もも、そしてふくらはぎを軽くさするようにマッサージします。
この時、力を入れてマッサージしてはいけません。
また、もむのはむくみへの効果は小さいのでさするようにしましょう。
運動
つま先立ち
つま先を上げたり下げたりします(倒れないように何かにつかまりましょう)
足首体操
仰向けになり、足首を上下に動かす(1日10回程度で OK)
自転車こぎ体操
仰向けになり脚を上に上げ、ペダルをこぐように足を回転させる(1日10回転を3セット)
血液が心臓に戻りやすくなります。
ゴキブリ体操
仰向けになり脚を上に上げ、両手両足をブルブル震わせます。
運動、減塩、冷えない服装を心掛けて過ごしましょう。
まとめ
マッサージ店で「むくんでいますね。」と指摘された事ってありませんか?
はい、じつはそれ、私のことです!
あちこちの店で言われてきました。
でも、むくんでるんだ、、、とは思うものの、あまり気にしてなかったんですよね。
そのせいか最近ふくらはぎの血管が濃く浮いて見えるようになり、これはヤバいかもと思っていました。
でも簡単なセルフケアで何とかなりそうで良かったです。
皆さんも気を付けてお過ごしください。